VRChatは基本無料で、Steamからインストールすれば始められます。
でも、VRChatはVRSNSです。わかりやすく説明すると、VR版のTwitter、mixi、LINEなどに相当します。
単身突撃はあまり推奨されない
運よく出会えるかもしれませんが、多くの場合VRChatで出会うことができるのは日本人以外です。
それもそのはず、日本人の割合は全世界的な比率でいえば数パーセント程度の小さなものであり、更なる要因としてプライベートインスタンス(鍵のかかった部屋)に引きこもる性質があります。
これは日本人がエルフや妖精とも呼ばれる所以であり、VRChatに限らず旅行などでも言われることです。
人づてに伝えることを中心としており、パブリックインスタンスで活動することはあまりありません。
VRChatを始めて一歩踏み出した時点では、鍵のかかっていない世界しか見られません。
1人で突撃したところでワールドは見られるかもしれませんが、鍵のかかった世界で行われている多くの交流は観測範囲から外れてしまいます。
なぜそうなるの?
単純に、民族としての性質から来ています。VRSNSでも人間関係は現実のものですから、その性質や性格は色濃く反映されます。
外国人に話しかけられたとき、逃げてしまった経験がある人はいると思います。それと同じようなことです。

鍵のかかっていない世界はごく一部のみ
VRChatにおいて、フレンドなどがいない状態で観測できる世界はごく一部だけです。
これらはパブリックインスタンスと呼ばれ、誰でも入ることができますが、一方で誰が入ってきても構わないという意識がある人しかいません。
上記のような世界は誰でも入ってくることができますが、逆に誰でも入ってくる可能性があります。
鍵のかかった世界に入るには既存プレイヤーの協力が必須
集会をはじめとする多くのイベントはパブリックインスタンスでは開かれていません。
これは、ある程度入場する人を制限しイベントの安定性を保つためにそのような仕組みとなっています。
多くのイベントはFriend+という種別のインスタンス(部屋)で開かれています。
Friend+の場合、そのインスタンスにいる誰かしらとフレンド関係がある場合にのみ入場できます。
これは逆説的に説明すると、誰ともフレンド関係がないとこうしたイベントに一切参加できないということを意味します。
一見排他的に見えるが、フレンドリーではある
このように見ていくと、VRChatの日本人コミュニティは排他的なように見えます。
しかしながらこれには理由があり、できるだけ同じ種族で集まり交流しやすくする目的でそのような文化が構成されているためです。
世界のどこかの国(VRChatはアメリカのサービスです)に、日本語が聞こえてくる安心できる場所があると思ってください。
決して初心者を排除しようとするような意図はなく、逆にいえばかなりフレンドリーです。比較的初期に存在した招待制SNSに近いシステムです。
VRChatに興味がある人であれば比較的容易に入れるような文化はあります。
とはいっても、排他的に見えるのはまた事実であって、こればかりは永遠の課題ではあります。
この塩梅をどうするかというのはVRChatに限らなそうです。
案内人について
[JP] Tutorial Worldことチュートリアルワールドに行けば初心者案内人がいるということもありますが、案内人はボランティアであり、ワールド自体もまた制作者の方がボランティアで作成しているものです。
案内人は24時間いるわけではないことに注意してください。たとえば日勤の社会人や学生の場合、平日昼間にログインすることは困難です。
なにせワールド自体はパブリックなものですから、誰でも構わず入ってくることができます。
案内人を確実に捕まえるには
初心者案内人はボランティアであることから、ワールドに常駐しているとは限りません。
もしかすると誰もいないかもしれません。
そんなときは、誰かを捕まえてください。次のようなハッシュタグがここ最近用意されました。
日本人あるあるなんですけど、
— たましこ (@tamsco274) June 13, 2021
「面白いって聞いたからやってみたけどよくわかんなかった」でやらない人いっぱいいるんですよ
VRChatの面白さを自力で理解できる人ってどちらかといえば少数派な気がするので、既にやってる人と繋がれるこのタグは流行って欲しい#VRChat案内人#VRChat案内募集 https://t.co/JowYQTMkeS
このハッシュタグを使用してツイートしている人は、初心者を待ち構えている優しい方々です。
誰かに案内してほしいときは、 #VRChat案内募集 というハッシュタグをつけてツイートすることで誰か気づいた人が声をかけてくれます。
また、誰かに案内してほしいときは #VRChat案内人 でツイートしている人を検索してください。
基本的にVRChatのユーザーはTwitterを使用して交流します。上記のようなハッシュタグでツイートしている人に話しかけることで、高い確率で案内を受けることができます。
案内はボランティアであることに注意してください。もしかすると時間などの都合がつかないかもしれません。そのような時は他の人もあたってみてください。
わたしは無言勢と呼ばれる人であることから、単独での案内を行うことはできません。
しかし、初心者案内に積極的な方は数多くいます。そうした方を捕まえて始めることで、VRChatの体験を大きく向上させることができる可能性が大きく高まります。
いったんVRChatがよくわからなくてやめてしまった方も、誰か話せる人を見つけると世界は大きく変わると思います。

仮想世界で、お待ちしております。