【VRChat】無言勢から始めてそのまま5か月経った

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それでも無言勢として活動したいなら

難易度が高いことを理解してもなお、VRChatで無言勢として活動したい場合はいくつかの手立てがあります。
なお、デスクトップモードでの無言勢は表現方法がかなり限られる点にご注意ください。また、ここで記載している方法の多くはPC版VRChatを前提としており、Quest版VRChatでは多くの方法が使用できません。
たとえばQuest版VRChatではパフォーマンス上の制約からカスタムシェーダーの使用が制限されているため、アバターに仕込んだペンを使用することができません。

Avatars3.0版のSnail Markerでは、Oculus Quest単体版であってもトレイルが正常に描画されるようになりました。
ただしカスタムシェーダーの使用が引き続き制限されているため、ペンの軌跡は単色となります。PC版では虹色で描画されます。

ボイスロイドや棒読みちゃんなどのTTSソフトウェアを使う

キーボードからの入力または音声認識の結果を取り込むことにより、音声として読み上げてくれるTTS(text-to-speech)ソフトウェアの力を利用します。
無言勢の定義から示すと怪しいですが、地声が出せない場合はこの方法で解決を図ることができる場合があります。

TTSソフトウェアの出力を仮想ステレオミキサーに取り込むことで、疑似的に発話が可能となります。
仮想ステレオミキサーはマイクデバイスとして認識されますので、これをVRChat内で設定することで音声による発話が可能となります。

デスクトップモードの場合は、タイピング速度が必要十分に高速であれば物理キーボード入力での発話が可能です。VRモードでは困難なため、ゆかりねっとなどの音声認識ソフトウェアの使用が前提です。

ボードの出せるアバターを使う

デスクトップモードでもハンドサインは使用できることから、ショートカットキーの操作で定型文が書かれたボードを出せるアバターを使う方法があります。
定型文であることから伝えられる内容に限りはありますが、質問に対する返答程度であれば行うことができます。またマウスを動かすことで多くのアバターで顔を動かすことはできます。

Himiko Avatar Worldなどにパブリックアバターとしても存在します。詳しくはVRChat内にいる他の方に聞いてみてください。

(VRモード前提)アバターにペンを仕込む

腕や手の動かせるVRモード前提の解決策となりますが、アバターにSnail Markerをはじめとするペンを仕込むことで空中に文字を描くことができます。わたしは現在この方法で解決を図っています。
音声での会話よりも圧倒的に伝達速度は遅くなりますが、確実に意図を伝えられます。

わたしがある時期以降に導入したほぼすべてのアバターにはペンが仕込んであり、上の写真のように空中に文字や絵を描くことができます。

アバターペンの使用にあたっての注意

アバターに仕込んだペンを使用する場合は、次のような点に注意が必要です。

アバターに仕込むにはある程度のUnityに関する専門知識が必要となる

多機能リュージュのように元々ペンを仕込んであるパブリックアバターもありますが、自分でアップロードしたアバターに導入する場合は自分で個別に導入作業を行う必要があります。
また、技術的制約から改変を行うことができないパブリックアバターにペンを追加することはできません。

セーフティ設定によりペンが表示されないことがある

ペンの軌跡を描画するためにカスタムシェーダーおよびトレイル、パーティクルを使用していることから、多くの場合で軌跡の表示がブロックされ何も見えない場合があります。
Normal設定においては、Trusted Userになるまではそのままでは表示されない状態になります。また、人によってはフレンド以外のカスタムシェーダーを一律で無効化している場合もあります。
フレンドになってもらうか、Show Avatarを行うまでペンの軌跡が見えません。何か書いてることを察してShow Avatarしてもらえる場合もありますが、気づいてもらえずに無視されてしまう場合もあります。

同期ずれが起きる場合がある

手の動きが他のプレイヤーの画面に正しく同期されず、文字が崩れたりまったく見えなくなったりすることがあります。
VRChatの不具合かもしれませんし、個人の環境によるものかもしれません。
確実に同期させやすくするために、ゆっくりと文字や絵を描くことが必要になる場合があります。

素早く書くと文字や図形が崩れやすくなるため、意思疎通の速度はボイスチャットに比べると遅くなります。うまく圧縮して伝えましょう。

鏡文字は書けたらでよい

時々上手に鏡文字を書ける方がいますが、そうでなくても意図は伝えられます。
相手に移動させるひと手間を掛けさせないためという意味はありますが、必須ではありません。

相手の背後に移動して、そこから手を伸ばして書く方法でも解決することができます。

(VRモード前提)言葉による意思疎通を行わない

割合としてはかなり少ないですが、体を動かせるVRの特徴を最大限に活用し、一切の言葉によるコミュニケーションをとらない方もいます。
次の方は、VRChat内だけではなくソーシャルメディアであっても自然言語によるコミュニケーションを一切行いません。

レアケースではありますが、このようなコミュニケーションがあることも理解しておくと良いかもしれません。

(クローズド前提)VRChat内での意思疎通を行わない

一緒にプレイする人がある程度決まっているのであれば、DiscordやTwitterなどの外部のテキストチャットを使うことで意思疎通を図ることができます。
VRChatの外部の機能を使用するため、この方法はごく限定的な状況でのみ効果を発揮します。

Visitor時代にパブリックアバターでワールド巡りしていたころの写真。一番右にいる青い子がわたしです。

人数が少ないクローズドな環境でのみ効果を発揮し、パブリックな場所では難しい方法です。

上記のように無言でも動けるいろいろな手立てはありますが、結論は次のページにて。

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